小さな会社やお店のためのコンテンマーケティング

コンテンツマーケティングという言葉を聞くようになってきました。
最近広まってきたウェブマーケティングの手法ですが、事業の規模や業種によって考え方や方法が変わります。
ありがとうデザインのクライアントさんの9割は社員10名以下の会社やお店のため、ここでは中小企業が行うコンテンツマーケティングについて書いてみたいと思います。

コンテンツマーケティングとは?

簡単に言えば、読者にとって価値のあるコンテンツを発信し、見込み客に見つけてもらい、興味を育て、購買してもらうことを目指すマーケティング手法です。SEO対策、PPC広告、SNS対策に続く、ウェブマーケティングの次の1手と言われています。

メリットは?

  • ホームページへのアクセスアップが望める。
  • 広告宣伝費を抑えられる。
  • 専門家として信頼される。
  • 趣味のブログとは違うので、情報がホームページの財産になる。
  • ホームページ全体のパワーアップにつながる。

具体的な手法

ワードプレス等のブログシステムを使ってターゲットの役に立つ情報(記事)を発信する。
ターゲットが誰で、どのような情報を求めているのか?を考えることが非常に重要です。

また、コンテンツは量よりも質です。
ターゲットが求める答えを用意するのはもちろん、それ以上の「プロとしての提案」も盛り込まれているとより精度の高い情報となります。

ターゲットを3段階にわけて考え、適切な記事を書く

  1. 見つけてもらうための記事(お役立ち応報、ニュース等)
  2. 興味を育てる記事(事例、費用、お客様の声等)
  3. ニーズを満たすための記事(商品紹介・サービス紹介)

くどいようですが、ただ記事を書くだけではダメです。
顧客は何を知りたいのか?を考えて記事を書く必要があります。

コンテンツの案

ここでは水道工事業者の社長が、コンテンツマーケティングを行う場合のコンテンツ例を挙げてみます。

まとめ系

  • 水道を修理するときに知っておきたい7つのポイント
  • こんな業者にご用心!業者選びで失敗しないための3つのポイント
  • 原因別にみる水道修理の方法と概算費用

コンテンツは細分化してもOK

  • 詰まりが原因の場合の水道修理方法
  • 経年劣化が原因の場合の水道修理方法
  • 動画で見る水道管のつまりの解消方法
  • 自分でできる水道管の掃除
  • 業者に頼むべき水道修理
  • 修理を保険で補う方法

事例も記事として

  • 築50年の民家の水道管を交換!その流れと費用
  • トイレの水が止まらない!築浅マンションの水道修理

製品情報も

  • パナソニックより、従来より強度が1.5倍の水道パイプが登場しました

ニッチな業界のほうが効果的

うちはニッチだから誰も情報を見ないです・・・。という意見もありそうですが、それは逆で、ニッチだからこそ読者は読みます。そもそもニッチな分野はネットで情報を発信している企業が少ないため、顧客は情報に飢え、熱心にネットで検索しているケースが多いのです。

ネタ切れにならないようにするためには?

続けていれば、書くことがなくなってしまった・・・ということもあるかもしれません。
そんな時は、ネットを使いましょう。
SNS上で検索してトレンドを観察したり、過去のネットのニュースを検索したり、Q&Aサイトやヤフー知恵袋で顧客のニーズを見つけたり、実際のお客さんからの質問や意見をコンテンツ化したり・・・ネット上や身の回りにある情報を自分のコンテンツマーケティングに活かせないか常にアンテナを張りましょう。

ホームページへのアクセスは増えたけど

アクセスは増えたけど肝心のお問合せに繋がらない・・・等のお悩みがあっても大丈夫です。
さらに次の1手を打ちましょう。メルマガのリストを集めるためのプレゼントを用意したり、資料請求やお問合せへの敷居を下げるようにホームページを工夫したり、やるべきことは必ずあります。

売り込みの時代は終わろうとしています。
今後はまず情報で人の役に立ち、信頼関係を築いてからビジネスに繋がるという流れが今まで以上に多くなります。
自分の持つ情報とコンテンツマーケティングを使って、一つ上のビジネス戦略に挑戦してみましょう。

参考:
いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本
その他

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